禁煙に初挑戦!始める前に必要な準備や心構えとは?
禁煙にチャレンジする場合、突然始めてもゴールできる人もいますが、多くの人は挫折してしまいがちです。ただ少し前から準備をしておくことによって、その成功率を格段にアップさせることができるのをご存知ですか。
では実際に禁煙に挑戦する場合、始める前に何を準備しておくべきでしょうか、またどんな心構えをしておくべきでしょうか。
いつから始めるかを自分で決めよう
禁煙自体は必要なことだと分かっていても、なかなかチャレンジできない人は少なくありません。また周りに言われてとなると、自分では嫌々おこなっていることになるので、結局挫折してしまうことも十分あり得ます。だから、無理せずに継続できるようにするためにも、まずは自分でいつから開始するかを決めるようにしましょう。
またその際はなんでタバコをやめるのか、それも明らかにしておくことをおすすめします。そうして開始日、さらに目的を明確にすることによって、心の準備ができるようになり、いざ当日を迎えても冷静に対応しやすくなります。
吸いたくなったらどうするかを決めておこう
タバコの中にはニコチンが含まれていますが、禁煙してしまうと体内にニコチンが供給されなくなってしまいます。だからニコチン欠乏症になってしまい、タバコを吸いたいと思ったり、イライラしてしまったりすることもあります。
この症状自体はだいたいタバコを吸わなくなってから3日から4日くらいから始まり、だいたい2週間程度は続きます。症状の程度は人によっても違い、ほとんど気にならない人もいれば、タバコのことばかり考えてしまう人などさまざまです。
ただこの状態を乗り越えれば、タバコを吸わなくても平気なときが待っているので、ここで挫折してしまうのは本当にもったいないことです。したがって、ニコチン欠乏症により禁断症状が出た場合、一体どうするかというのを事前に決めておきましょう。
例えば何か美味しいものを食べるというのでも良いし、ゲームをするというのでも構いません。食後に吸いたくなったら歯磨きをして対応したり、 お酒を飲んで吸いたくなったら、冷たい水を飲むなども効果的です。吸いたくなったら何をするか、それをしっかりと決めておくと我慢し続ける必要がなくなるので、少しストレスが軽減されます。
誰かに頼っても大丈夫だという心構え
禁煙はたしかに自分の責任でおこなう必要がありますが、好きなものを吸えなくなってしまうのはかなりのストレスとなり得ます。
だから、自分だけでチャレンジするのではなく、できれば周りにも助けを求められるような状態にしておくと良いでしょう。一人でなんとかするのではなく、みんなで協力しておこなうことによって、その成功率は格段にアップします。
また周りの協力があると、本人も頑張らなければならないという気持ちになりやすいので、結果的に禁煙を継続しやすくなるというメリットもあります。また、タバコは吸わないと決めるだけではなかなかやめられない場合もあるので、必要に応じて医療機関を利用して見てはいかがでしょうか。
医療機関を利用すれば薬を処方してもらうことも可能なので、自分一人で挑戦しているときよりも楽にタバコを辞められるかもしれません。またプロの意見を聞くことができるので、家族などがアドバイスするときよりも素直に相手の話に耳を傾けやすくなるメリットもあります。
そして最後は、今回のチャレンジで絶対に成功してみせるという強い意志を持っておくことが重要です。チャレンジ自体は回数制限はありませんが、やめる苦労を一度知ってしまうと、なかなかタバコを辞められなくなってしまうこともあります。何度もチャレンジするとそれだけ辛い思いをする日が増えて行くので、短期決戦で頑張るつもりでチャレンジしてみると良いでしょう。
禁煙するときは、自分で開始日を設定し、さらになぜタバコをやめるのか、その目的を明確にするようにします。さらに吸いたくなったときにどうするのか、そのときの対応をあらかじめいろいろと用意しておくようにしましょう。そうしてタバコから意識をそらすことができれば、徐々にタバコがなくても平気な生活に変化して行くはずです。
また一人だとどうしても挫折してしまいがちなときは家族の助けを求めましょう。必要に応じて医療機関を利用したとしても全く問題はないので、辛いときなどは禁煙外来を利用してみるとよいでしょう。また何度もチャレンジすると辛い思いを何度もすることになるので、この1回で成功させるという強い意志を持つこともおすすめします。