禁煙中にたばこの代わりになるものとは?
タバコをやめる上での大きなサポートとなるのが、禁煙グッズの数々です。
吸いたい気持ちを上手に抑制するために役立ち、活用をしたことで無事に禁煙ができたという人も大勢います。
どのようなグッズがタバコの代わりとして活躍するのか、そしてそれらはどんな効果を発揮してくれるのか見ていきましょう。
ガムを噛んでニコチンを摂取できる
まず挙げられるのが、いわゆるニコチンガムと呼ばれるものです。
一見すると普通のガムのような見た目ですが、ニコチンが含まれているのが大きな特徴となっています。
そもそも禁煙が辛く感じるのは、時間の経過と共に体内のニコチンが減ってしまうからです。
この物質は、脳にある受容体と結合することで快楽をもたらしてくれる働きがありますが、タバコを吸わずにいるとその量はどんどん減っていきます。
すると、脳はニコチンに飢えるようになり、やがては禁断症状と呼ばれる様々な不調が引き起こされてしまうのです。
そこで活躍するのがニコチンガムなのですが、ガムを噛むことで少量のニコチンが放出されますので、それによって吸いたい気持ちの抑制及び、禁断症状の発生を軽減することができます。
ニコチン依存症になっている喫煙者に、ニコチンが含まれたガムは逆効果になりそうに思うかもしれませんが、含有量は少量ゆえにガム自体に依存をするリスクは低いと言われているのです。
とはいえ中には、タバコをやめられたものの、ニコチンガムをなかなかやめられないという人もいます。
そのような事態を引き起こさないためには、少しずつ1日の摂取個数を減らしていくことが大切です。
沢山噛んでしまうと習慣になってしまうため、タバコを我慢できるようになったら、ガム自体もあまり噛まないようにシフトしていく必要があります。
貼るだけでニコチンを補えるパッチ
ニコチンパッチもタバコの代わりになる禁煙グッズです。
これもまたニコチンガムと同様、ニコチンを補えるのが大きな特徴ですが、ガムと違い貼るだけで良いという手軽さがあります。
ニコチンガムも簡単に使えるグッズではあるものの、ただ噛み方にはコツがあるのです。
普通のガムのように噛むのではなく、何度か噛んでニコチンを放出させたら、粘膜から吸収させるべく、そっと口の中に置いておく必要があります。
ところが噛み続けてしまう人も中にはおり、その場合は上手くニコチンを摂取できず、本来の効果を発揮することができません。
その点、ニコチンパッチは使い方にコツが不要です。
腕や腹部などの場所に貼り付けておくだけで良く、使い方で失敗をすることがありません。
また、ガムの場合は噛む習慣ができてしまうことがありますが、パッチに関してはそうしたリスクが低いのも良さです。
タバコを我慢できるようになったら、ニコチンパッチもスムーズにやめていくことができます。
おまけにガムを噛めないシチュエーションでも使えるというメリットもあり、いつでもどこでも禁煙をサポートしてくれるでしょう。
タバコのように吸える電子タバコ
禁煙を難しくさせる原因には、喫煙習慣そのものも関係しています。
例えば寝起きや食後などは、多くの喫煙者がタバコを吸いたいと感じるタイミングですが、習慣ができ上がっていることで、反射的に吸いたくなってしまうのです。
そして禁煙を成功させるには、習慣への対策も講じることが重要になってきます。
そこで、対策としておすすめと言えるのが電子タバコと呼ばれる禁煙グッズです。
使い方はタバコと同じですが、ニコチンが含まれていないのが大きな特徴となっています。
また、発生する煙の正体は水蒸気であり、タバコに含まれる物質のひとつであるタールも発生させません。
タバコのように使えつつも有害性がなく、尚且つ喫煙をしたような気持ちを味わえるというグッズなのです。
沁みついてしまった喫煙習慣対策に打って付けで、これで禁煙ができたというケースも少なくありません。
これらの禁煙グッズはタバコをやめたいと考えている人の手助けになってくれます。
よく、我慢だけで禁煙を成功させようとする人もいますが、気持ちだけでやめられた人の割合は多くありません。
何度も失敗を繰り返さないためには、タバコの代わりとなる禁煙グッズを積極活用することが大切です。